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レンガ

PLASTIC SURGERY

​形成外科

傷の縫合 

けが等による深い傷は、縫合した方がきれいに治る場合があります。局所麻酔の注射をしてから傷を糸で縫合します。

約1週間で抜糸が必要です。手術は当日でも可能です。

皮膚腫瘍(できもの)

皮膚腫瘍には、ほくろ、イボ、粉瘤といった良性腫瘍と、悪性黒色腫などの悪性腫瘍(いわゆる皮膚癌)にわけられます。
皮膚の表面にできるものから内側にできるもの、色は赤や黒や肌色など、大きさも多種多様です。
良性腫瘍は放っておいても問題はないのですが、邪魔であったり、痛かったりする場合は手術でとりましょう。

また見た目だけで悪性か良性か判断がつきづらい場合も、手術でとって病理検査による確定診断を行った方が安心です。
手術の方法は、局所麻酔の注射をしてからメスで切開し糸で縫合します。約1週間で抜糸が必要です。手術は予約制と
なります。

皮膚腫瘍には、主に以下のような種類があります。​

◆ほくろ​

褐色~黒褐色の色素斑で、平らなものから隆起したものまで、大きさや形はさまざまです。年齢を重ねるごとに増えていきます。一見ほくろのように見えても、基底細胞癌や悪性黒色腫などの悪性腫瘍であることも稀にあるため、拡大鏡(ダーモスコピー)による検査を行います。

◆粉瘤

皮膚の内側に袋状の構造物ができ、角質や皮脂がたまった腫瘍です。内容物が溜まっていくと少しずつ大きくなり、開口部から内容物が外に出ると小さくなったりもします。内容物は独特の臭いがあります。時に細菌感染を起こし、赤く腫れて痛みを伴います。感染時には根治手術は難しく、感染が治って数ヶ月経ってから行います。

◆軟性線維腫

皮膚の摩擦、紫外線の影響で出来る腫瘍で、1mm〜3cmほどの柔らかい腫瘍です。首や脇に多発することがよくあります。小さいものでしたら麻酔なしではさみで切ることができます。

◆皮膚線維腫

肌色~褐色の、数mm~2cm程の硬いしこりです。虫刺されなどの小さな傷の後にできることが多いと言われており、

腕や足でよく発症します。

◆切開化上皮腫

毛穴の一部が石灰化することで生じる良性の皮膚腫瘍です。お子さんにも多く、顔、首、腕などに好発します。

数mm~3cm程度で、硬く触れます。肌色〜青白く透けて見えます。

◆脂肪腫

脂肪細胞からできる腫瘍で、皮膚のやや深いところにあります。表面は肌色で、大きさは数cm〜数十cmにもなることがあります。柔らかいのが特徴です。大きいものですと悪性の脂肪肉腫との鑑別のためにMRI検査を行う必要があり、その場合はご紹介となります。

◆悪性黒色腫

メラノサイトというメラニンを作る細胞が癌になったものです。ほくろに似てるので「ほくろの癌」と言われますが、ほくろが癌に変化するわけではありません。最もたちの悪い皮膚癌で、大型になるとリンパ節や体の各臓器に転移が進み、予後不良です。なるべく早くに見つけることが重要です。
ほくろとの見分け方にはABCDEルールというものがあります。A(Asymmetry)=左右非対称。B(Border)=辺縁不整。境界がギザギザしていたりにじみがある。C(Color)=色調不均一。色ムラがある。D(Diameter)=直径6mm以上。E(Evolution)=急激に大きさ、色、形が変化していく。これらがあると悪性の可能性が高くなります。
爪にも出来ることがあり、黒くなった爪は一度見せにいらしてください。

◆基底細胞癌

最も多い皮膚癌で、顔によく出来ます。

黒くて境界ははっきりしているできものです。癌と言っても転移することはまずありません。

ですが徐々に大きくなり目や鼻などの器官も破壊していきますので、小さいうちに手術で切除するのが重要です。

◆有棘細胞癌

赤く、角化やびらんを伴うことの多いできものです。やけどあと(熱傷瘢痕)、放射線による皮膚炎などから発症することが多く、DNAが損傷されることが原因と考えられます。紫外線、ヒトパピローマウイルスの感染も原因となります。

前癌病変として日光角化症、Bowen病が知られています。大きくなるとリンパ行性に転移を起こします。小さいうちに見つけることが重要です。

◆Bowen病

皮膚の浅いところ(表皮内)に限局した有棘細胞癌です。体のどこにでも出来ることがあります。多くは原因不明です。

比較的境界明瞭な赤い局面のできものです。湿疹と思って塗り薬を塗っても全然効かないとき、この病気の可能性が

あります。放っておくといずれ癌化してしまうので、手術で取りましょう。

傷の縫合
皮膚腫瘍(できもの)

皮膚生検

見た目で診断がつかない皮疹、悪性腫瘍が疑われる場合など、皮膚の一部のみを切り取って病理検査に出すものです。

方法は手術と同様に、局所麻酔の注射をしてからメスで切開し糸で縫合します。約1週間で抜糸が必要です。

生検は予約制となります。

皮膚生検

陥入爪手術

指の根元に注射をするブロック麻酔のもと、部分抜爪、フェノール法を行っております。

陥入爪手術
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